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山口長男 洋画家

日本の抽象絵画の先駆者であった山口長男についてのサイト

山口長男 フランス留学

1927年(昭和2年)、山口長男 25歳のとき、

フランスへ留学することになる。


前年の佐伯祐三の絵、人柄に魅了された山口長男は、

再度のフランス留学を決めていた佐伯祐三のアトリエへ、

フランスの事情などを聞きにいった。



フランス行きは当時、船であったため、日本からフランスに着くまで、

じつに40日間近くかかった。


フランスに着くと最初の数ヶ月間はなかなか生活に慣れず、

絵を描くこともままならなかったようである。

しかし、佐伯祐三からの力強い協力を得ながら、

徐々に絵を描いていくことになる。


一緒にフランス留学をした荻須とともに、

佐伯祐三のアトリエには足しげく通うことになり、

その佐伯祐三の絵描きとしての迫力を大いに感じることになる。

山口長男自身は佐伯の画風に傾斜していくことはなく、

画風よりも作品を手がける気迫、マインド、といったものを、

強く受けたことは間違いない。


また、山口長男の作風は佐伯祐三とは正反対であり、

佐伯祐三の秀逸な作品を間近に見て、

その才能の違いを感じとったおかげで、

山口長男が独自の才能、作風を自身の絵画に、

表現していけたのではないかと思われる。


山口長男自身や絵画にもっとも影響を与えた人物である、

その佐伯祐三は1928年(昭和3年)に30歳の若さで客死してしまう。


フランスで山口長男がのちに抽象画家の先駆者、

といわれるまでの独自の作風を作り上げる礎を身につけたことに

間違いはないと思う。


当時、フランスで活躍していた藤田嗣治のパーティに招待されたが、

派手なことや目立つことに興味のない山口長男は、

一度、行ったきりで再度、行くことはなかったらしい。

このような「気質」もあったからこそ、

山口長男のユニークな絵画が生み出されていったのであろう。

ほうとく 12:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 留学
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